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平成27年度村政執行方針

平成27年度の予算等を審議する第1回村議会定例会が3月12日から3月13日までの日程で開催され、その席上菊池村長は新年度に向けた村政執行方針を述べ、主要な施策を明らかにしました。

はじめに

 平成27年第1回定例村議会の開催にあたり、村政執行に対する私の所信と予算編成の概要について申し上げ、村議会並びに村民皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 私は、本年1月の村長選挙に立候補し、皆様方の絶大なるお力添えと、格別なるご支援を賜り、当選の栄に浴し、村政をお預かりすることになりました。その使命と責任の負託に応えるべく自らを律し、本村の振興と村民の皆さんの幸せのために、全力を尽くす所存であります。
 国は地方創生を重要課題として掲げ、人口減少問題と地域活性化に向けた対策を講じる中で、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、地方自治体は平成27年度中に、策定するよう努力目標が定められました。
 私は、住むことに誇りと喜びが実感できる、村民の「夢叶う」村づくりを掲げ、次の重点施策を進めてまいりたいと考えております。
 第1に、定住人口の確保と雇用の創出に「活力ある村づくり」であります。
 現在の人口を大きく減少させないために、既存産業である酪農・林業や商工業の振興と、第3セクターで運営している楽器工場の生産拡大や福祉施設の充実、ホテル森夢や花夢、木夢、IT夢などは、村民や訪れる人の交流の場として重要な施設であり、夢施設の連携やPR強化により利用者の増加を図り、日本庭園「興楽園」や森林公園を含め、自然を活かした観光の推進を図ってまいりたいと思います。
 第2に、地域福祉の充実に「支えあう村づくり」であります。
 村民が安心して住んで頂くために、健康づくりと医療体制の充実を進め、各種検診や予防対策を推進し、保健と福祉の充実に努めてまいります。
 若い人がこの村に就職し、結婚・出産・子育てと安心して子どもを産み育てるため、子育て支援事業の充実した取り組みと、子育て環境の整備を図ってまいります。
 高齢者福祉では整備された施設による事業の充実や、介護サービスや在宅サービスなどの充実を図り、経済的や精神的な負担の軽減に努め、お年寄りに優しい福祉を進めてまいります。
 障害者福祉では、清流の里と連携して、障害者の自立的活動の支援など、地域と相互に支えあう活動の支援を図ってまいります。
 第3に、村民が日本一と誇れる「美しい村づくり」を進めます。
 建物の色彩統一を進めて訪れる人の心に残る景観形成を図り、一年を通じて快適な生活が出来るよう、道路整備や維持管理と除排雪対策の充実に努めます。
 また、高齢者から若者まで各世代の住宅需要に応じた建設や整備を行い、造成された住宅団地や持ち家奨励制度の活用など、定住環境の充実に努めてまいります。
 第4に、村の未来に向かって「人を育てる村づくり」を進めます。
 地域資源を活かした学校教育の充実や、学校設備・施設の環境整備を進め、村民自らが考え行動する村づくり活動に支援し、村を支える人材の発掘育成に努めてまいります。
 これらの重点施策実現のため、行財政運営の効率化を図り、健全財政の維持に努めてまいりますので、村民皆様のご理解とご協力をお願いするところであります。

【村の基本方向】

  本村の基幹産業である酪農は、全国的に高齢化や担い手の減少等により、離農が深刻化する中、昨年4月に第2号となる新規就農者が経営を継承する形で営農を開始し、村の農家戸数が維持されたところであります。飼料作物においては、低温や日照不足による雪解け時期の遅れや、昨年8月上旬の低気圧に伴う、局地的な豪雨の影響が心配されたところでありますが、村全体としては、5月以降の天候が比較的良好であったことから、特にデントコーンについては、良好な収穫が出来たところであり、生乳の年間生産量は約15,300tで、増頭効果もありますが対前年比14.4%の大きな伸びとなりました。また、平成26年度から実施されている畜産担い手総合整備事業の受益者負担軽減や、新規就農者への支援をするとともに、ここ数年増え続けている、エゾシカ被害の防止に向け、各種対策を引き続き進めてまいります。
 そのほか、低迷している林業対策として、村有林の計画的な植栽や間伐事業を展開していくこととしています。
 一方、住民生活においては、引き続き高齢者福祉を始め、障害者自立への支援、道路・住宅の整備を行い、住みやすい環境づくりを進めているところであります。しかし、それでも本村の人口は、微減を続けていることから、更なる定住人口の確保と高齢者福祉の充実を進めるとともに、延長保育や学童保育そして1歳児保育を継続し、子育て支援と就労対策などを積極的に取り組んでまいります。                             

美しく快適で安全なむら

日の出

 村づくりのテーマ実現のため、「美しい村づくり条例」に基づく建物の色彩統一や、廃屋の解体撤去などへの助成については、引き続き実施してまいります。
 また、町内会や各関係団体、さらに北海道開発局、網走建設管理部とも連携・協働して、「我が村は美しく事業」や「全村一斉清掃」などを引き続き実施するとともに、自然を大切にしながら、花いっぱいの景観づくりを推進し、村に暮らす人、訪れる人が共に心が癒される「美しい村づくり」に努めてまいります。
 また、住宅環境の整備としましては、西興部地区公営住宅、上興部地区特目住宅の改善工事や維持補修さらに、住宅前通路の舗装工事を引き続き実施してまいります。
 さらに、持家建設促進のための奨励補助金、街灯維持費補助金についても、引き続き必要な予算を計上したところでございます。
 道路整備については、奥興部25線道路改良舗装工事及び、橋梁長寿命化対策による2橋の補修工事及び、15橋の点検業務を実施することとしております。さらに、道路維持でありますが、砂利道の路面整正や草刈りをはじめ、小径木除去、村道横断管改修工事、カーブミラー設置工事、路面排水溝設置工事を実施するほか、冬期間の除排雪業務などの迅速な対応に努めてまいります。
 河川については、奥興部地区排水路の整備工事を実施します。
 安全、安心なむらづくりについては、東日本大震災の教訓から、防災訓練を引き続き実施し、村民の防災意識を図ってまいります。
 また、老朽化している消防指令車の更新を行い、駆動力が強く悪条件の現場へでも進入出来る車両を導入し、的確な情報伝達が出来るよう図ってまいります。
 さらに、平成25年度から実施しております、住宅用太陽光発電システムを導入した方に、最高65万円を補助する制度は引き続き実施し、環境への負担の少ない新エネルギーの普及促進に寄与してまいります。  
 村民皆様が一丸となって続けております、交通事故死ゼロ記録は現在も全道一位を継続しており、平成28年12月25日の目標の8,000日達成に向けて、一層の交通安全運動に努めてまいります。
 交通手段の確保については、引き続き上興部の通院・入浴及び児童生徒などの送迎を実施するとともに、スクールバスの老朽化が進んでいることから、多目的に利用できるマイクロバスへの更新を図ってまいります。
 また、旧名寄本線代替バスの運行負担金についても、必要額を計上したところであります。
 さらに、平成25年度から実施しております、搭乗率が低迷するオホーツク紋別空港の利用促進を図るため、紋別羽田便を往復利用された村民及びホテル森夢宿泊者に、航空運賃の一部を助成する制度を引き続き実施し、村民の負担軽減とホテル森夢の利用促進を図ってまいります。
  情報通信事業については、これまで整備されたシステムを有効に活用し、行政情報や地域情報の迅速な提供に努めるほか、ブロードバンドサービスについては、利用者の加入促進を図るため、引き続き補助制度を実施してまいります。 

ともに支えあい安心して暮らせるむら

寿パトロール隊発足式

 少子高齢化が一層進む中で、高齢者や障害者に対する支援、子育てへの支援、健康づくり対策など、村民皆さんがこの村で安心して生活していくためには、保健・医療及び福祉の充実が不可欠であります。
 このため、保健・医療については、疾病の早期発見や、早期治療を目的とする住民検診及び保健師による健康相談を引き続き実施し、検診結果に基づいた、疾患に対する理解を深めるための健康指導に努めるほか、村民皆さんが生活習慣病への関心を持ち、自らの健康状態を自覚し健康増進に取り組む事ができるよう、「ヘルスアップ教室」や通年実施している「ウォーキング事業」も引き続き実施するとともに、村民がホテル森夢で入浴する場合、料金が半額になる「元気回復入浴事業」を実施し、入浴を含めた健康の増進を図ってまいります。
 また、インフルエンザにかかると細菌性肺炎になりやすいことから、引き続き65歳以上の高齢者に対する、肺炎球菌ワクチン接種費用全額を公費負担するほか、65歳未満の住民に対しても、村厚生診療所においてインフルエンザワクチンを接種する場合の一部を助成し、負担の軽減を図ってまいります。
 そのほか、細菌性髄膜炎の予防のため0歳から4歳の乳幼児を対象にヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン接種事業及び、中学1年生から高校3年生までを対象に、子宮頸がん予防ワクチン接種についても全額公費負担してまいります。
 厚生診療所については、レセプトコンピュータを更新するほか、道北北部医療連携の充実のため専用パソコンを導入し、施設の整備を図ってまいります。
 さらに、ITによる高齢者見守り緊急通報システムにより、引き続き高齢者等の安心・安全に努めるほか、緊急時に重要な医療情報をコンパクトに収納し、患者の救急情報を医療従事者に伝えるための「命のバトン事業」についても引き続き実施してまいります。
 また、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険事業の各特別会計に対して、一般会計から応分の負担をするための繰出しを行います。
  介護保険事業においては、村社会福祉協議会がディサービス事業とホームヘルプ事業と併せて実施しており、在宅サービスが一元化され利便性を図っております。
 これらの事業に対しては、高齢者の元気な生活を維持するため、ディサービス及びホームヘルパーについて実質的に料金を無料とする「在宅元気生活支援事業」を引き続き実施します。また、高齢者への通院費助成や福祉入浴、除雪サービス事業、敬老会執行経費や社会福祉協議会の活動に対しても例年同様に支援するなど、老人福祉についても充実を図ってまいります。
 障害者福祉については、紋別の療育センターに通所する利用者の交通費を、これまでの定額助成から実費助成を行い、経済的負担の軽減を図ると共に、これまで通り自立支援給付と地域生活支援事業による支援について、村の所要額を計上しているほか、清流の里外壁修繕工事の補助を行い、施設の整備を図ってまいります。
  また、人工透析のための通院費の助成制度につきましても、引き続き実施し通院患者の負担軽減を図ってまいります。 
 児童、母子福祉については、つくし保育所の保育時間の延長とともに、1歳児保育を引き続き実施し、幼児保育の充実を図るほか、嘱託医による健康診断を引き続き実施してまいります。
 子供医療費無料化事業については、18歳到達年度の3月31日まで医療費の全額を助成するとともに、妊婦が検診費用の心配をせずに、必要な回数を14回まで無料で検診を受けられる「妊婦検診」を引き続き公費負担してまいります。
 さらに、村で生まれた赤ちゃんに、木のおもちゃをプレゼントする記念事業及び、「エンゼル祝金」についても、引き続き実施しながら、出生及び子育てを支援することとしております。 

活力と交流のむら

商工青年部植樹記念写真

 酪農の振興対策については、TPP交渉の行方が本村農業においても非常に大きな問題ではありますが、現段階では農業所得の確保が図られ、農業者の経営・生産意欲の向上につながる制度として、新たに多目的機能支払交付金事業及び、水土里情報システムによる農地情報管理を実施するほか、中山間地域等直接支払交付金事業をはじめ、新規就農者確保対策補助や、酪農ヘルパー運営事業への助成、新規就農者支援対策補助、各種制度資金の利子補給などについても引き続き実施してまいります。
 さらに、滝上町との広域連携による畜産担い手総合整備事業を継続して実施し、草地の基盤整備を図ってまいります。
 また、年々増加しているエゾシカ被害を防止するため、西興部村鳥獣被害防止対策協議会による一斉駆除、残滓処理などに対する支援を引き続き実施することとしています。
 地球規模での環境問題が重視される中、森林資源が有する多面的な機能が十分発揮されるよう、適切な森林整備を推進することが必要であると考えております。 これにより、民有林については、植林や除間伐事業による森林所有者の負担軽減を図るために、村独自の「民有林造林事業推進奨励事業」や、「未来につなぐ森づくり事業」についても引き続き実施してまいります。
 村有林については、林道の必要な維持管理を行うほか、森林経営計画に基づき間伐や下刈り、新植事業など適切な保育管理に努めてまいります。さらに、五六峠線舗装改修や作業道の補修工事を実施してまいります。
  自然を生かした観光交流の促進については、村内「夢」施設の連携を深めるとともに、ホテル「森夢(リム)」については、厳しい経営環境ではありますが、老朽化した中央監視基盤を取替えるほか、ろ過システム等の設備改修・更新工事など必要な維持管理に努め、ウエンシリの間にテーブル・椅子を配置し、利用者の利便性向上を図って参ります。
 道の駅・フラワーパークについては、玄関・遊具・売店等の改修工事など必要な維持管理に努めるとともに、計画的に花壇の改修・造成を実施し、入園者の増加に向け努力してまいります。
 また地域から要望のありました、上興部パークゴルフ場グリーンの改修及び、四阿の補修のほか、看板の設置等を実施し利用者の利便を図ってまいります。
 森林公園についても、屋外ステージ・バッティングセンター屋根補修のほか、利用していない施設の解体を実施するとともに、興楽園やふるさと公園の施設改修工事など必要な維持管理に努め、利用者の利便性向上に努めてまいります。そのほか観光パンフレットを新に作成し、村のPRを図ってまいります。
 商工業の振興については、商工業者や中小企業の運営資金支援のための政策預託を引き続き行うほか、商工会の経営改善事業への助成についても必要な支援を行ってまいります。
 また、村内において経済活動の創出を促進するため、起業家支援対策として、引き続き起業をめざす方や異業種事業を始める事業者について、300万円上限で支援することとしております。 

みんなで創るむら

村おこしまつり

    村民自ら考え、自ら行動する自主的なまちづくり活動に対し助成している「西興部村元気なむらづくり応援事業助成制度」に加えて、「人づくり研修事業」を引き続き実施し、自主的な地域づくり活動や、地域内コミュニティ連携強化につながる研修活動に助成し、地域の活性化と自治意識の高揚をさらに図ってまいります。 
 また、人口の減少や少子高齢化の影響により、地域活動の担い手不足が課題になっていることから、総務省の施策である「地域おこし協力隊制度」を引き続き活用して、都市から人材を採用し、活力維持と魅力の再発見など、新たな展開を期待し、さらには定住定着に結びつく取組を、引き続き進めてまいります。
 さらに、本年10月開始が予定されております、「社会保障・税番号制度」のシステムを整備し、事務の効率化を図ってまいります。 
 次に、平成23年度より西紋5市町村で運営をしています、広域紋別病院は、改築移転工事が完成し、平成27年4月20日から、新病院での外来診療が開始されます。
 また、名寄市、士別市を中心市とする定住自立圏の形成でありますが、引き続き2次救急医療体制やバス路線の維持・確保の他、イベント情報の提供、名寄市立大学との連携、図書館の相互利用、職員研修会の開催などを連携し、安心して暮らせる定住自立圏の形成を図ってまいります。

最終更新日:2015年04月01日

発信元: 企画総務課