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平成28年度村政執行方針

平成28年度の予算等を審議する第1回村議会定例会が3月10日から3月11日までの日程で開催され、その席上菊池村長は新年度に向けた村政執行方針を述べ、主要な施策を明らかにしました。

はじめに

村政執行方針を述べる菊池村長

 平成28年第1回定例村議会の開催にあたり、村政執行に対する私の所信と予算編成の概要について申し上げますので、村議会並びに村民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 私が、高畑前村長のご勇退により、昨年1月に村民皆様方のご支持・ご支援を賜りまして、村政の重責を担わせて頂くこと、早くも一年が経過致しました。
 この間、村政執行にあたりましては、議員各位や村民の皆様に支えられ、行財政運営を無事に終えることに対し、衷心より厚く御礼申し上げます。
  今後、村を取り巻く環境は一段と厳しさが増してくるものと思われますので、私は村政をお預かりする際に申し上げました、住むことに誇りと喜びが実感できる村民の「夢叶う村づくり」を基本に、本村の振興と村民皆さんの幸せな暮らしが出来るよう、全力を尽くしてその使命と負託に応える所存であります。 

【村の基本方向】

議員

  本村の基幹産業である酪農は、飼料作物においては、昨年10月2日の爆弾低気圧、10月8日~9日にかけての台風23号と立て続けに村を直撃し、特にデントコーンの倒伏・折損・品質低下と甚大な被害がありました。
生乳については、年間生産量は約16,400tで、増頭効果もありますが、対前年比6.7%増と昨年に引き続き大きな伸びとなり、今後とも増産することが期待されます。
  こうした現状の中、酪農の振興については、草地更新など基盤整備の促進や植生改善の取組強化などが重要であり、良質な粗飼料生産によるコスト低減と生産量の増大を図り、経営基盤の強化を基本的方向としております。このため、国の推進している畜産クラスター事業や土地改良事業、家畜ふん尿バイオマス利用に積極的に取り組み、酪農に対する各種対策を引き続き進めるほか、低迷している林業対策として、村有林の計画的な植栽や間伐事業を展開していくこととしています。               
  一方、住民生活においては、引き続き高齢者福祉を始め、障害者自立への支援、道路・住宅の整備を行い、住みやすい環境づくりを図ります。しかし、それでも本村の人口は、微減を続けていることから、更なる定住人口の確保と高齢者福祉の充実を進めるとともに、延長保育や学童保育そして1歳児保育を継続し、子育て支援と就労対策などを積極的に取り組んでまいります。 本村の平成28年度予算編成にあたっては、これらの状況を十分認識し、予算編成を行ったところであります。

美しく快適で安全なむら

wagamuraha utsukushiku

 村づくりのテーマ実現のため、「美しい村づくり条例」に基づく建物の色彩統一は、補助上限額の増額と2回目の塗装も助成の対象としまして、更なる景観形成を図るとともに、廃屋の解体撤去などへの助成についても、引き続き実施してまいります。
 また、町内会や各関係団体、さらに北海道開発局、網走建設管理部とも連携・協働して、「我が村は美しく事業」や「全村一斉清掃」などを引き続き実施するとともに、西興部・上興部両市街地のプランターを増やし、自然を大切にしながら、花いっぱいの景観づくりを推進し、村に暮らす人、訪れる人が共に心が癒される「美しい村づくり」に努めてまいります。
 住宅環境の整備としましては、西興部第2団地に公営住宅1棟6戸を建設するほか、単身者住宅の防水工事のほか、改善工事や維持補修とともに、住宅前通路の舗装工事を引き続き実施してまいります。
 さらに、持家建設促進のための奨励補助金を増額拡充するほか、街灯維持費補助金についても、引き続き必要な予算を計上したところでございます。
 道路整備については、西興部1丁目道路改良舗装工事及び、橋梁長寿命化対策による3橋の補修工事を実施することとしております。
 さらに、道路維持でありますが、砂利道の路面整正や草刈りをはじめ、小径木除去、村道横断管改修工事、BOXカルバート補修工事、路面排水溝設置工事を実施するほか、冬期間の除排雪業務などの迅速な対応に努めてまいります。 河川については、忍路子川カゴマット設置工事を実施します。
 安全、安心なむらづくりについては、東日本大震災の教訓から、防災訓練を引き続き実施し、村民の防災意識を図ってまいります。
 さらに、平成25年度から実施しております、住宅用太陽光発電システムを導入した方に、最高65万円を補助する制度は引き続き実施し、環境への負担の少ない新エネルギーの普及促進に寄与してまいります。
 村民皆様が一丸となって続けております、交通事故死ゼロ記録は現在も全道一位を継続しており、平成28年12月25日の目標8,000日達成に向けて、一層の交通安全運動に努めてまいります。
 交通手段の確保については、引き続き上興部の通院・入浴及び児童生徒などの送迎を実施するとともに、デイバスの老朽化が進んでいることから、更新を図ってまいります。
 また、旧名寄本線代替バスの運行負担金についても、必要額を計上したところであります。
 さらに、平成25年度から実施しております、搭乗率が低迷するオホーツク紋別空港の利用促進を図るため、紋別羽田便を往復利用された村民及びホテル森夢宿泊者に、航空運賃の一部を助成する制度を引き続き実施し、村民の負担軽減とホテル森夢の利用促進を図ってまいります。
  情報通信事業については、これまで整備されたシステムを有効に活用し、行政情報や地域情報の迅速な提供に努めるとともに、停電でも情報発信が出来るように、IT夢館内の非常用発電機を設置するための設計委託を行います。

ともに支えあい安心して暮らせるむら

ヘルスアップ教室

 少子高齢化が一層進む中で、高齢者や障害者に対する支援、子育てへの支援、健康づくり対策など、村民皆さんがこの村で安心して生活していくためには、保健・医療及び福祉の充実が不可欠であります。
  このため、保健・医療については、疾病の早期発見や、早期治療を目的とする住民検診及び保健師による健康相談を充実させ、検診結果に基づいた、疾患に対する理解を深めるための健康指導に努めるほか、村民皆さんが生活習慣病への関心を持ち、自らの健康状態を自覚し健康増進に取り組む事ができるよう、「ヘルスアップ教室」や通年実施している「ウォーキング事業」も引き続き実施するとともに、村民がホテル森夢で入浴する場合、料金が半額になる「元気回復入浴事業」を実施し、入浴を含めた健康の増進を図ってまいります。
 また、インフルエンザにかかると細菌性肺炎になりやすいことから、引き続き65歳以上の高齢者に対する、肺炎球菌ワクチン接種費用全額を公費負担するほか、65歳未満の住民に対しても、村厚生診療所においてインフルエンザワクチンを接種する場合の一部助成に加えて、小学生以下の2回目接種料金を無料化とし、負担の軽減を図ってまいります。
 そのほか、細菌性髄膜炎の予防のため0歳から4歳の乳幼児を対象にヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン接種事業及び、中学1年生から高校3年生までを対象に、子宮頸がん予防ワクチン接種についても全額公費負担してまいります。
 厚生診療所については、内壁クロスの張替や自動血球計数測定装置の更新を行い、疾病の早期発見と施設の整備を図ってまいります。
 さらに、ITによる高齢者見守り緊急通報システムにより、引き続き高齢者等の安心・安全に努めるほか、緊急時に重要な医療情報をコンパクトに収納し、患者の救急情報を医療従事者に伝えるための「命のバトン事業」についても引き続き実施してまいります。
 また、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険事業の各特別会計に対して、一般会計から応分の負担をするための繰出しを行います。
  介護保険事業においては、村社会福祉協議会がディサービス事業とホームヘルプ事業と併せて実施しており、在宅サービスが一元化され利便性を図っております。
 これらの事業に対しては、高齢者の元気な生活を維持するため、ディサービス及びホームヘルパーについて実質的に料金を無料とする「在宅元気生活支援事業」を引き続き実施します。また、高齢者への除雪サービス事業の拡充を図るほか、通院費助成や福祉入浴、敬老会執行経費や社会福祉協議会の活動に対しても例年同様に支援するなど、老人福祉についても充実を図ってまいります。
 障がい者福祉については、紋別の療育センターに通所する利用者の交通費の、実費助成を行い、経済的負担の軽減を図ると共に、これまで通り自立支援給付と地域生活支援事業による支援について、村の所要額を計上しているほか、グループホーム改修工事を行い、施設の整備を図ってまいります。
  また、人工透析のための通院費の助成制度につきましても、引き続き実施し通院患者の負担軽減を図ってまいります。
 さらに、にしおこっぺ福祉会で働く、看護職員や介護職員の充実を図るための、奨学金貸付限度額の増額及び、就職準備資金貸与制度の新設に対し支援を行います。
 児童、母子福祉については、つくし保育所保育時間の延長や、1歳児保育を引き続き実施し、嘱託医による健康診断も2回に増すとともに、昨年4月より本格実施されました子ども子育て支援法に基づき、同年12月より保育料の引下げや、3人目の無料など全面改正を致しましたが、更なる子育て支援の充実を図るため、多子世帯やひとり親世帯への保育料軽減策を実施してまいります。
 子供医療費無料化事業については、18歳到達年度の3月31日まで医療費の全額を引き続き助成するとともに、妊婦が検診費用の心配をせずに、必要な回数を14回まで無料で検診を受けられる「妊婦検診」を引き続き公費負担してまいります。
 さらに、エンゼル祝金の増額見直しを図るとともに、新たに紙おむつなどの育児用品購入助成事業を始めるほか、村で生まれた赤ちゃんに、木のおもちゃをプレゼントする記念事業に、新たに身長計を追加し、引き続き実施しながら、出生及び子育てを支援することとしております。
 

議員

活力と交流のむら

商工青年部植樹記念写真
  酪農の振興対策については、TPPの大筋合意がなされ、今後の本村農業への影響が心配な問題ではありますが、現段階では農業所得の確保が図られ、農業者の経営・生産意欲の向上につながる制度として、多面的機能支払交付金事業及び、中山間地域等直接支払交付金事業をはじめ、畜産クラスター事業及び、北海道青年就農給付事業を実施するほか、新規就農者支援事業補助や、新規就農者確保対策補助、酪農ヘルパー運営事業への助成、各種制度資金の利子補給などについても引き続き実施してまいります。
 さらに、滝上町との広域連携による、草地畜産基盤整備事業(畜産担い手総合整備型)を継続して実施し、草地の基盤整備を図ってまいります。
 このほか、平成25年から実施している、家畜伝染病予防接種助成事業についても、助成額を増額し接種率向上を図ってまいります。
 また、年々増加しているエゾシカ被害を防止するため、西興部村鳥獣被害防止対策協議会による一斉駆除、残滓処理などに対する支援を引き続き実施するほか、ヒグマ被害対策の充実のため、捕獲奨励金を増額いたします。
 地球規模での環境問題が重視される中、森林資源が有する多面的な機能が十分発揮されるよう、適切な森林整備を推進することが必要であると考えております。
  これにより、民有林については、植林や除・間伐事業による森林所有者の負担軽減を図るために、村独自の「民有林造林事業推進奨励事業」や、「未来につなぐ森づくり事業」についても引き続き実施してまいります。
 村有林については、林道の必要な維持管理を行うほか、森林経営計画に基づき間伐や下刈り、新植事業など適切な保育管理に努めてまいります。
 さらに、間伐事業等の促進に不可欠な林業専用道の整備をするため、「合板・製材生産性強化対策事業」を活用し、中藻成田の沢線の開設工事を実施します。
  自然を生かした観光交流の促進については、村内「夢」施設の連携を深めるとともに、ホテル「森夢(リム)」については、厳しい経営環境ではありますが、LED化工事や空調機改修工事など必要な維持管理に努めるほか、テーブル等の備品を購入し、利用者の利便性向上を図ってまいります。
 道の駅・フラワーパーク花夢については、陳列棚購入他、ブラインド修繕、トイレ防雪ネットの設置など必要な維持管理に努めるとともに、新たな花壇の造成を実施し、入園者の増加に向け努力してまいります。
 また、上興部いこいの森パークゴルフ場に、新たな四阿の設置や乗用芝刈り機を購入し、利用者の利便を図ってまいります。
 森林公園についても、ゴーカート待合所の設置、ログハウスの改修工事を実施するとともに、興楽園茶室の外周板塀補修や池の取水ポンプ取替など必要な維持管理に努め、利用者の利便性向上に努めてまいります。
 商工業の振興については、商工業者や中小企業の運営資金支援のための政策預託を引き続き行うほか、商工会の経営改善事業への助成についても必要な支援を行ってまいります。
 更に、地方への「ひと」の流れを加速化するために、村の地域資源を活かした観光体験メニュー、観光ルートの調査研究に加え、冷涼な気候、災害が少ないといつた暮らしやすい地域性の魅力を発進し、都市部など道内外の観光客、移住希望者向けの田舎暮らし体験や情報提供を行なう仕組み作りの検討、村の魅力や特性を、動画コンテンツなど多彩なメディアコンテンツを活用し、発信機能強化を図りながら、積極的なPRを展開し全国へ「西興部村」を発信します。
 また、村内において経済活動の創出を促進するため、地域資源の商品化などの調査を行ない、生産・加工・販売の促進に向けた市場調査や村外からの担い手の確保・人材育成支援などの総合的な検討を行ない、村の魅力や強みを活かした新たな産業と雇用の創出に取り組みます。
 このため、起業家支援対策として、起業をめざす方や異業種事業を始める事業者について、300万円上限で支援する起業家支援事業を継続することとしております。
 

みんなで創るむら

村おこしまつり

    村民自ら考え、自ら行動する自主的なまちづくり活動に対し助成している「西興部村元気なむらづくり応援事業助成制度」に加えて、「人づくり研修事業」を引き続き実施し、自主的な地域づくり活動や、地域内コミュニティ連携強化につながる研修活動に助成し、地域の活性化と自治意識の高揚をさらに図ってまいります。
 また、人口の減少や少子高齢化の影響により、地域活動の担い手不足が課題になっていることから、総務省の施策である「地域おこし協力隊制度」を引き続き活用して、都市から人材を採用し、活力維持と魅力の再発見など、新たな展開を期待し、さらには定住定着に結びつく取組を、引き続き進めてまいります。
 さらに、村内の若者同士の交流機会を設けて、地域の活性化を図るため、異業種交流支援事業を実施します。 
 また、名寄市、士別市を中心市とする定住自立圏の形成でありますが、引き続き2次救急医療体制やバス路線の維持・確保の他、イベント情報の提供、名寄市立大学との連携、図書館の相互利用、職員研修会の開催などを連携し、安心して暮らせる定住自立圏の形成を図ってまいります。
 以上、平成28年度の村政執行に臨む所信と、各会計予算案の概要について申し上げましたが、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、重ねて村議会議員の皆様をはじめ、村民皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、結びといたします。
 (紙面の都合上、一部省略して掲載しています。)

最終更新日:2016年04月06日

発信元: 企画総務課